JINSの自動化から考える「無人交付」
【薬局DX】JINSの自動化から考える「無人交付」は実現できるのか?
JINSで起きたこと
体験した流れはこうです。端末で受付してレシートを受け取り、番号で呼ばれて視力測定機へ。音声ガイダンスに従って測定が終わると、LINEで完成通知が来て、QRコードをロッカーにかざして受け取るだけ。
所要時間、約30分。スタッフと話したのは測定機への案内のときだけでした。「ここまで人を介さずに回せるのか」と正直感動しました。そして、ふと思いました。
「この仕組み、薬局に使えないか?」
現在の薬局の流れ
まず現状を整理します。一般的な調剤薬局のフローはこうです。
最近は自動受付機・自動会計機を導入する薬局も増えてきました。しかし、最後の「交付(薬を手渡す)」だけは、いまだにほぼ人の手に依存したままです。
「無人交付」実現のカギ:先服薬指導とは?
JINSのようなロッカー受け取りを薬局で実現するには、フローの順番を変える必要があります。そのカギとなるのが「先服薬指導」という考え方です。
通常は調剤が終わってから行う服薬指導を、先に済ませてしまう仕組みです。
想定される新フロー
「診察 → 会計 → 受け取り」という医療機関の流れに近いので、患者側も違和感を感じにくいはずです。
このフローのメリット
患者側のメリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| ⏱️ 拘束時間の短縮 | 服薬指導まで終わったら外出できる |
| 😌 体感待ち時間の減少 | 待合室に長居しなくてよくなる |
| ⚖️ 公平性の向上 | 受付順に服薬指導が受けられる |
薬局側のメリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 💴 人件費削減の可能性 | 受付・会計・交付の自動化で事務員1人分程度 |
| 📋 業務の標準化 | フローが明確になりミスが減りやすい |
| 🏠 スペース効率化 | 待合室の縮小も視野に |
想定される4つの課題
導入を検討する際には、以下の点がネックになりそうです。
現実的な運用イメージ
すべての処方を無人化するのは難しくても、処方の重さで使い分ける運用は現実的です。
多剤・初回・慢性疾患など
重い処方に向いている
1〜2品目・リピーターなど
軽い処方に向いている
さらに、受付時に患者が自分でコースを選べる仕組みにするのも、満足度向上につながりそうです。
まとめ
今回の考察を一言でまとめると——
とはいえ、小さな積み重ねの先に今回のような仕組みが見えてきます。
- 受付の自動化
- 会計の自動化
- 社内業務のDX化
JINSのロッカーで眼鏡を受け取りながら感じた「体験の良さ」を、薬局でも実現できる日はそう遠くないかもしれません。
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